紫色のつぶやき

どうせそんな悩みは1年後にはどうでもよくなってる

恋愛は向いていないのでやらない

向いてないことはやらない
よくビジネス書とかで言われることですよね。でも恋愛となると誰もが憧れ、配偶者の獲得を目指すのはいつも不思議だなあと思う。
 

向いていないと自覚したくなかった。

私だってモテたいと思っていた時期はこの30年間で何十回とある。
何もしていない人に比べれば行動力はあるほうだ。
学生時代は好きな人ができればデートを申し込み、告白もし、社会人になればマッチングアプリを使い、会えないと悟るや一気に結婚相談所にジャンプアップした。
その相談所も退会し、やっと自分には向いてないと悟ったところだ。
 
向いていないことをやるのは疲れるし、上達も遅い。
本人にとってあまりいい結果を生まないだろう。
私にとっては恋愛はそれにあたる。私どころか恋愛に向いている人はそんなにいないはずだ。
この世には恋愛ドラマやラブソングが溢れているというのに。
独身研究家の荒川氏は恋愛強者3割の法則を唱えている。
7割の人にとっては恋愛は向いていないのである。
 
 

私は何が欲しかったのか

自己肯定感、成功体験の欠如と世間体だと考えている
 
自己肯定感、成功体験の欠如
私は自己肯定感が低い(と自負している)、そして成功体験が少ない。
恋愛を通じて彼女を作れば、それはそれは大きな成功体験と自信をもたらしてくれるだろうと確信していた。
 
彼女ができればきっと彼女からの承認により私の自己肯定感は満たされたであろう。
今思えばそんなことあるはずないとは分かってはいるが、彼女すらできなかったのでそういうことにしておく。
 
そして彼女ができる過程を成功体験として確立したかった。
ブログに書いて世の非モテを励ましたかった。
向いていないことに対して努力と試行錯誤を重ねる。時には失敗することもあるけど最後は望むものを手に入れた自分。
そんな自分になりたかった。
そう、私は彼女が欲しいとかセックスがしたい以前に「彼女を手に入れた自分」になりたかったのだ。
 
世間体
もう一つ、私が向いていないと分かっていながらも婚活に走ってしまった理由として世間体がある。
ちょうど私と同い年の人たちはコロナ過で遊びに行けない時間で愛を育み結婚。
最近は結婚式ラッシュでご祝儀がつらい。。
友人、親、会社の人たちから「結婚しないと一人前になれない」という圧力。
入れない育児の話。。。
 
いくらモテない人間でも婚活するチャンスはあるのだからと一応婚活をやってみた。
結果、自分が恋愛、そして結婚に向いていないことを確信できたのでこの経験は無駄ではなかったと思う。
 
私と同じ過ちを繰り返す人はこの先何人も現れる。
なぜ、人は恋愛や結婚を諦めることができないのだろう?
スポーツ選手、医者などの高度専門職、声優や役者、みな子供の頃は目指すがいつかは諦める。
一度スポーツ選手になるのを諦めたのに、諦めらきれないからと30歳から競技を再開する人はまずいないはずだ。
 
だが恋愛にはそれが通じない。人としての本能がそれらを求め、周囲の多くの人が結婚を成功させるからだ。
 
好きならばやればいい。いくら向いていなくても恋愛・婚活が好きだと言うなら挑戦し続けることは大事だ。いつかは素敵なパートナーが手に入るかもしれない。
しかし「やることがないから」とか「そろそろいい歳だから」とか「親がうるさいから」とか人に言われてやるくらいなら情報や娯楽が溢れかえっている現代社会、他にやることはいくらでもあるんじゃない?という話だ。
 
向いてないこと、好きでもないことはやらない。
仕事なら当たり前にビジネス書にかなり書いてあるのに、恋愛・結婚となるといつまでも美徳とされる。
 

さいごに

恋愛なんて向いている人、好きな人がやればいい
と今は思いますね。そんな私がいつか結婚してたらそれもまた人生。
 
そのくらいの気構えでいたほうが人生は楽しい。きっとそうだ。