ウォーレンバフェットは世界一の投資家としてその名を世界に知らしめている。彼の投資術を紹介する本は山のようにあるが、彼ほど成功するのはそう簡単ではない。
この本にはそんな彼の幼少期のエピソードや投資のルールが漫画と解説で紹介されている。

マンガ ウォーレン・バフェット―世界一おもしろい投資家の、世界一儲かる成功のルール (講談社+α文庫)
- 作者: 森生文乃
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/02/21
- メディア: 文庫
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儲けるためのセンスと実行力
6缶25セントで買ったコーラを1缶5セントで販売すれば6缶売るごとに5セントのもうけになる。
そんなことはすぐに分かるが彼は6歳の時にコーラを訪問販売してそれを実行していた。
私は6歳のころ外で鬼ごっこをしていた。
失敗は早ければ早いほど良い
人間は失敗から学ぶ。例えば持っている株式を売却後、株の値段がさらに値上がりするなんてことはよくある。
なんとウォーレンバフェットは11歳にしてその失敗を犯している。そこから投資に必要な忍耐を学んだそうだ。
私は11歳のころ母親にお小遣いを上げてくれとねだっていた。
バフェットの投資術
本の中にはいくつかバフェットの投資術が公開されている。他の情報源から出ている情報とほとんど同じだがいくつか紹介しておこう。
- 買うのは企業、株ではない
- 株主は経営をしない
- わからないことには手を出さない
- 市場から離れていること
いざやってみようとなると実践は相当に難しい。投資にはどうしても金が必要だ。人間は金のこととなると欲があふれ出し、忍耐強く待つということができなくなる。
実際多くの起業や個人投資家がこのルールとは全く逆の投資を行っている。
デイトレードーは企業ではなくチャートのローソク足しか見ていない。
ファンドや大株主は株を集めて経営権を握ろうとする。今人気のドラマ、「ハゲタカ」なんかもそうでしょう。
その仕組みや恩恵を知ることなしに人工知能や仮想通貨が値上がりすると世間が騒げば皆飛びつくように関連の金融商品を買い漁る。
そして”市場から離れる”とはいささか意味が分からない。
株式市場とは熱狂と悲観の間で右往左往するものだ。
市場よりも企業を理解しているという確信があるなら市場など無視すること。
私なんか株価が毎日気になって昼休みにチェックするくらいだ。総額10万円分も持っていないのに。
バフェットからは全く金の匂いがしない
お金儲けをしようと考えれば考えるほど、お金を儲けることができなくなる。
いや、正しくは簡単にお金儲けをしようと考えるほど、お金を儲けることができない、だろうか?
バフェットはそんなことを教えてくれる。
株式を買う時は少なくともその企業の決算発表や経営者くらいは把握してから株を購入することを意識していきたいですね。