紫色のつぶやき

どうせそんな悩みは1年後にはどうでもよくなってる

いつか自分がログアウトする時の世界が、ログインしたときよりもよくなってほしい。

 

 

 

 

タイトルはオードリータンが本の中で語っている言葉だ。

 

オードリータンは仙人のような人だ。

小さい時は病気がち、中学校で不登校になる。

通常はふさぎ込みそうだがそこからインターネットの仲間とつながり、起業までしてしまう。そこが彼女が天才といわれるゆえんだ。

 

彼女がかかげる目標はすべての人の視点に立つことだという。

自分の意見に反対する人物が現れた時、通常であればイラっとしてしまう人も多いと思うがオードリーはそれを「あなたの不満によってイノベーションが加速する」と考えるそうです。

誰一人置き去りにしないイノベーションを推進するオードリーにとって少数の不満は重要なポイントだ。


個人で競争をしてしまえば足を引っ張り合う、そのような組織はチームで活動をしている組織に勝つことができない。

 

オープンイノベーション

自らの成果物を全て公開することによってオープンイノベーションを推進する。

そして他者や社会に貢献しているときこそ彼女は充実感が湧くのだという。

 

常人であれば自らの成果でどのように利益を最大化するか、ということを真っ先に考えるところを彼女は社会貢献することを考える。

 

オードリーの言葉の数々は一見綺麗事のように聞こえてしまうかもしれない。

「台湾のような小さな国だから成功するんでしょ」と反論したくなるかもしれない。

もしそのようなことを口にしてもオードリーはその反論を源泉にイノベーションを起こしてしまうだろう。

利益を享受する人間よりも与える人が多くなればこの社会はもっと良くなる、そう思わせてくれる一冊だった。