紫色のつぶやき

どうせそんな悩みは1年後にはどうでもよくなってる

「DIE WITH ZERO」一番若い時に一番金を使え!

 

 

 

 

人生にはお金で買えないものがたくさんある。

青春時代、初恋、部活動、成人式、ここら辺までは誰もが経験するとして結婚、子育て、旅行、就職活動、起業、なんていうものもお金では買えないだろう。

 

著者は死ぬ間際になって残るものは思い出だけだと言っている。

思い出をたくさん作るためにもっとお金を使う、そしてゼロ(貯金ゼロという意)で死ぬのが自身の健康、お金、時間を最大化する方法だ。

経営資源が人、モノ、金であるように、我々個人の人生においては体(健康)、お金、時間が資源である。それらを効率よく使って最大の利益を得るというのがこの本の基本的な考え方になっている。

 

 

お金について

多くの人はお金を貯金しすぎでその貯金を使いきれずに死んでしまうと言う。

(この本はかなり裕福な層向けに書かれた本のように思えるが)

 

特に日本人はこのような傾向があるだろう。2017年のデータにはなるものの高齢者(65歳以上である二人以上の世帯)の貯蓄額は平均で2386万円、中央値は1560万円だそうだ。

www.stat.go.jp

 

 

現在30代前半である私が1560万円をいきなり使えと言われても、家でも買わない限りなかなか使い切るのに苦労するだろう。ましてや老人となればこのお金を持てあましてしまうこと間違いない。

 

だからお金は早いうちに使え。

 

老後の資金が不安ならば長寿保険に入ればよい。

ちょっと調べたところ日本でも販売はされているものの各社保険料がバカ高いのでお勧めはしない。

実際いくら必要なのか、、はまた今度書くとして、とにかく体が元気で時間がたくさんあるうちにお金を使って行こうというのが主張だ。

 

健康について

どうして筆者がそのような主張をするかと言うと高齢になればなるほど体力気力が衰えていくからである。

例えば私は30代だがラスベガスに行ってカジノに行こうとは思わない。これが20代だったらまだ行こうと思えたかもしれない

「どうせ負けるしそこまでして行くものではないだろう」、なんて思ってしまうのだ。

 

これが20代だったら友人と一緒に企画して行っていたかもしれない。

ディズニーランドなどのアトラクション、季節もののイベント、音楽ライブなど実際どんどん行かなくなっている。

このようにお金を使って思い出を作るには適切なタイミングというものがある。

お金を適切に使えないということはお金の価値が相対的に下がっているのと等しい。筆者は金の価値が最大になるのは20代後半~30代くらいまでと主張している。

 

 

時間について

物事を楽しむには賞味期限がある。

先ほどの例に挙げた通り、子供でもできない限り私はもうディズニーランドに行くことはないだろう。USJだって生涯一度も行ったことないまま人生を終えるかもしれない。

 

恋愛や結婚だってあと数年あたりがラストチャンスだろう。。

筆者は子供と楽しむことを例に挙げている。子供だっていつか親と一緒にお風呂に入ることはなくなるし、一緒に出掛けることもなくなる。

年収が2000万円あれば女性にモテモテかもしれないがそれでも50代の男性が20代の女性と恋愛することはまれだ。

 

そう、人生には今しかできないことがたくさんあるのだ。私たちはそのことを意識せずになんとなく適齢期にそれを行わないまま人生を過ごしてしまっている。

 

経験は自己投資となる

経験をすれば思い出を作るだけでなく、自己成長にもきっとつながるだろう。結果的にそれが自身の仕事のパフォーマンスを上げ、結果的に年収だってもっと上がるかもしれない。

たとえ上がらなかったとしても、若い時の経験がその後の人生を豊かにするのはおおむね同意できるところだ。

私も大分貯金してしまう癖があるのでこれを機に経験にお金を使ってみることにしたい。