紫色のつぶやき

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読書「これが「買い」だ 私のキュレーション術」、成毛眞の恐るべきこだわり

みなさんは仕事やプライベートの過ごし方に対して、どれだけこだわりを持って生きているでしょうか。

そのうちこれは自分独自のこだわりだ、といえるものはどれだけあるでしょうか。

今回読んだ本「これが「買い」だ 私のキュレーション術」には本の筆者、成毛眞氏のこだわりが数多く紹介されている。

これが「買い」だ:私のキュレーション術

これが「買い」だ:私のキュレーション術

 

 

情報は受け身で得るものではない

この本はかつて週刊新潮の連載「逆張りの思考」に掲載されていた連載をまとめたものである。週刊誌の連載であれば目次が週刊誌における題名となるので目次を見れば大体言いたいことがわかるようになっているのがいいところだ。

 

この本ははじめ、現代に溢れている大量の情報の中からどのような情報の選び方をすれば質の高い情報を得ることができるか知りたくて買った本だった。

しかし目次を見てみると情報の選び方というよりは、どのような考え方や行動をすれば質の良い情報が集まってくるか記した本のように思えた。

 

多くの人に役立つ情報というのは筆者が「順張り」と呼んでいる情報である。

なぜなら多くの人が「順張り」の人生を送っているからだ。それは世間の価値観に素直に従う生き方である。

 

筆者はそれとは対極の逆張りの情報が質の高い情報だと言っている。

世間が見向きもしない時にその情報をもとに投資し、世間から注目を集めたころには次の情報を集めに行っている。ベンチャー投資のようなものだ。

 

ニュースのまとめサイトに掲載されているような情報には価値などないのかもしれない。そう、質の高い情報は受け身で得るものではなく自分から取りに行くものである。

筆者はそのためには人と違った行動や考え方をすれば、普通の人では得られない質の高い情報が得られ、ビジネスや私生活に活かせるという考え方を提唱している。

 

筆者のこだわり例

例えば第4章に「飲んで学ぶならオカマバーへ」というコラムがある。

進んでオカマバーへ足を運ぶ人はなかなか少ないだろう。オカマは普通のクラブと違って見た目で客を魅了するのは難しい。だからこそオカマは客を楽しませること、飲ませることに全身全霊をつぎ込んでいる。

銀座へ行く時間とお金があるのなら、プロ集団が集うオカマバーへ足を運び、百戦錬磨のトークと硬軟取り混ぜた営業を目の当たりにして自分の仕事の甘さを思い知り、翌日からの仕事に反映させるべきだ。

 

このような成毛眞のこだわりがこの本には数多く掲載されている。そのジャンルは仕事や投資、接待、旅行、SNSの使い方まで本当に多岐にわたる。

 

こだわりをもって日々を生きる

われわれは日々そこまでのこだわりを持って生活しているだろうか。人や情報に流され世間が正解だと言っている生き方や情報の取捨選択をしているようでは実利は手に入らない。

先ほども言った通り世間に流されていては世間が手にする情報しか手に入らない。

 

と煽ったところで有料セミナーやオンラインサロン、有料noteに誘導できれば私の実利も少しは手に入るのかもしれないがあいにくそんなものはやっていない。

 

成毛眞のように情報で自分の生き方や行動を変えるのではなく、自分の生き方や行動にこだわりを持つことで本物の情報を手に入れ、実利を手にすることが大事なのだと思う。

日々の何気ない行動にもこだわりを持って生活してはいかがでしょうか。