紫色のつぶやき

どうせそんな悩みは1年後にはどうでもよくなってる

子供は成功体験でしか伸びない。大人も同じなのではないだろうか?

毎度おなじみ「ザ・ノンフィクション」
今回のテーマは「ふたりの1年生 ~新米先生と海の向こうから来た女の子~」

新米先生22歳と中国人

小学校の担任をいきなり持った上、児童には外国からやってきた中国人の子供。日本語もまともに話せない。
そんなことある?理不尽だろ、と思うが教員は公務員の中でも大変な職種で有名だ。
そんな先生と中国人のナイヒちゃん双方からの葛藤や苦しみを描いた物語。いかにもザノンフィクションっぽくてよい。
 
どこにでもありそうだけど意外とない、当人にしか分からない苦しみに共感を寄せることのできるこの番組は素晴らしい。
 
良いことに共感するのは簡単だ、いつでもできる。多くのテレビ番組では感動を作り出し、お涙頂戴のドラマを作成する。
それとは逆に人間の葛藤や苦しみなどの闇の部分を映し出してくれるこの番組は毎度のことながら本当に面白い、そういった物語の方が個人的には共感度が高い。
今週は放送1000回記念とのことだったが残念ながら録画消費が追いついていない。
 

誰も助けてくれない

一応後ろにベテラン先生がついてはいるが子供たちにとっては教師が新米だろうがお構いなし。日本語がうまく話せないナイヒちゃんへの容赦ないからかい。
日本語が読めないがゆえに宿題もできなければ必要な持ち物だって持ってくることができない。
しかもナイヒちゃんの母親は中華料理屋を営んでいる関係で違うところに住んでいる、と来ている。
新米の先生では日本人ですらまともに相手するのは難しいはずだ。
それに加えて日本語が話せない児童の相手なんて到底手が回らない。
新米の先生を助けてくれる人は誰もいないし、ナイヒちゃんを助けてくれる人も少ない。先生だってさすがに中国語は分からない。
自分から助けを求める、自分で状況を打開する、など対応はいろいろあるかもしれないがいざ自分がそんな状況に陥った瞬間は一瞬パニックになるのではないでしょうか?
 

学芸会での出来事

印象的だったのは学芸会の場面。体育館で演劇を行う。
日本語のセリフを覚え、自分の担当場面で大きな声でセリフを言わなければならない。
ナイヒちゃんには3つのセリフが与えられていたが間違えるのが怖いからか、全然聞こえる音量で声を出すことができない。体育館だから全然響かない。
演劇の先生は「もういい!」と一括。委縮してしまうナイヒちゃん。。
 
そして練習終わりに演劇の先生が新米先生、桶川先生に声をかける。

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フジテレビ 「ザ・ノンフィクション」2021年3月21日放送回より
"成功体験でしか子供は伸びないから"
 フジテレビ 「ザ・ノンフィクション」2021年3月21日放送回より

 

成功体験でしか子供は伸びないからどんなにダメな演技であっても先生だけは褒めてあげなければダメだ、と言っています。演劇の先生全然ナイヒちゃんのこと褒めてなかったのにね。。

見てください、この先生の委縮してしまった顔。。。先生だって新米なのです。
 

大人は成功体験以外からでも伸びることができるか

失敗から学ぶことはできるかもしれませんが、それが活かされるのは最後に成功をつかんだときです。
失敗を糧にしてまた挑戦した挙句、また失敗してしまってはいくら頭では分かっていても心が折れてしまいます。
大人だからもちろんこんな言葉は耳にしたことがあるでしょう。
「挑戦が大事」
「諦めたらそこで終わり」
「成功するまでやり続ける」
 
しかし何回の失敗まで耐えられるかは本人次第です。
エジソンのように700回もの失敗に耐えられる人もいれば、仕事のたった数回の失敗で周りの人に見放されて自ら命を絶ってしまう人も残念ながらいます。
 
負のスパイラルにハマってしまうのは子供もそうですが大人もそうなのです。
最近よく目にする「自己肯定感」を持てない大人(子供もですが)は成功体験が少ないのでしょう。
 

成功体験は自分で作る

でも幸いにして我々は大人です。
自分で成功体験そのものを作ってしまいましょう!
 
些細なことでも小さな成功体験を積み重ねれば自己肯定感が上がり、成功への階段を上っていくことができるはず。
成功体験で伸びるのは大人も子供も同じです。
 
私の話ですが最近日記に今日やりたいことを3つ書いて達成を目指す、というものに取り組んでいます。毎日毎日3つすべて達成できているわけではありませんが簡単なことから難しいことまでできそうなことを書いています。
例えば今日であれば
  • ブログを書く
  • 予約ツイート機能を使ってみる
  • 読書をする
 
ブログは書いたし、読書もしたので予約ツイート機能を使ってみますね。
日々の成功体験を積み重ねていきましょう!