最近は興味が出てきたので心理学の本を読んでいる。といってもまだ入門書レベルだし漫画だけど
本の内容ももちろん面白いんだけど、気になったのは本を読んで何気なく出てきた描写

この漫画の主人公の女性は最初、「仕事が嫌だ」とか「人間関係がうまくいかない」などわりと抽象的で悲観的なことで悩んでいるのだけど心理学を応用して少しずつ物事がうまく行き始めると、今度は具体的で積極的な悩みを持つようになる。これ自体は漫画の一つのコマに過ぎず、解説とかは一切ないのだけど妙に引っ掛かった。
今年はコロナ過でこんな悩みを持った人も少なくないはずだ
「私のこれからの人生どうなるんだろう」
「自分の好きなことって何だろう」
そう抽象的なことで悩みまくるのである。
家で一人でいる時間が長いのと会社に行かないため自分との対話が長くなってしまうためだ。
少しだけ答えが見えたとしても「まだ自粛中だから」とか、なんだかんだ言い訳をつけて動くことをしなかった。
自問自答を繰り返して自暴自棄に陥ってしまった人も多いはずだ。
仮説でもいいから答えを出し、行動に移せるってことはその悩みはもはや悩みではないだろう。むしろその行動力を分けてほしい。
そういえばこんなツイートも発見して妙に納得してしまった。
竹内結子さんのニュース見て、6月くらいに近代文学の先生が言ってた事思い出した。怖い
— 駒井たろ (@tarokomai) 2020年9月27日
「人生は問い詰めると無意味だから、自省しすぎると人は死ぬ。自省がテーマになった近代文学期に自殺した作家が多いのはそのせい。1人でいる時間が増えて、これから自殺者は必ず増える。」
コロナ過での自粛期間中、私は自省を繰り返し、会社のストレステストで過去最悪の点数を叩き出した、もれなく産業医との面談を設定されたほどだ。
自粛が若干緩和された今でも私の自問自答癖は変わっていない。しかし最近思う、抽象的なことで悩んでいるうちは絶対解決されないし自暴自棄になっていくだけだ。
それはもはや悩むこと自体が目的化されており、解決する気がないときっとアドラーなら言うだろう。「現状維持バイアス」により悩んでいる自分を常態化してしまっているのだ。
それを解消させるためにはありきたりだが行動するしかない。
下記どれもコロナ過になってから始めたことだ最近になって始めたものもある。
- 「映画を見る」
- 「ワインを飲む」
- 「ブログを書く」
- 「SNSを更新する」
- 「筋トレをする」
- 「新しいことを勉強する」
- 「早起きする」
1円のお金にもならないただの趣味レベルのことである。明日から、何なら今からでもできることばかりだ。
以前の私は「こんなことやっても意味がない」「将来お金になりそうなことをしなければ」「プログラミングか、それともYoutubeか(どちらも少しだけやった、すぐに挫折した)」と考えるあまり、何もできていなかった。続かないのだ。自分でハードルを上げすぎた結果だ。
だが今の私の直近の悩みは「どうやったら心理学を仕事やプライベートに応用できるか」という具体的かつ積極的な悩みに変わりつつある。なんなら明日の飲み会でどうやってミラー効果を応用しようか考えているだけだ。
allabout.co.jp
どうしてこんなに具体的になったかと言うと簡単で冒頭に紹介した漫画を読んだ、ただそれだけである。
一つ意識したとするならばただ消費するためだけに読んだだけでなく、吸収して自分で心理学を応用しようと思って意識的に読んだということであろうか。
人は行動することで悩みが具体的になっていく、逆に行動しなければ何に悩んでいるのかすら分からないなんてことも多いはずだ。
映画を見ることで「映画を見る時間を捻出するにはどうしたらよいのか」と考えるようになったし、「SNSを更新する」ために積極的にネタを探しに行くようにもなった。実際こんなことは一円のお金にもならないだろう。フォロワーが少しだけ増えるかもしれない(笑)
まあ副業なんて言うのは本業をしっかりやってるやつが考えることで、まずは本業の勉強とプライベートの充実からっていう基礎基本からですね。
というわけで今日のまとめは「抽象的なことで悩んでいるうちは解決されないし、自暴自棄に陥るだけ。行動を起こして悩みを具体的にしていこう!」でした。
大したことではないけれどもも最近の中で一番の収穫かもしれんな、明日も勉強しよう。