紫色のつぶやき

どうせそんな悩みは1年後にはどうでもよくなってる

田舎は先が見えない

タイトルの通りである

人の性格が暗いとか新参者は受け付けないとかそういうことではない。

田舎は道が暗い、先が見えないので足元を見るしかない。

コンクリートで舗装はされている道でも隙間からは雑草が生えまくっている。

まだ中部地方の田舎にきて2か月の自分にはこの暗さは慣れない。

都会では先が見える。少し先に行ってしまった友人の姿も見える。

 

先が見えないほうが面白いというのは人生論の一つであって物理的には先は見えていたほうがいいだろう。まず危ない。車もまさかこんな夜遅くに歩行者が歩いているとは思っていないようで猛スピードで駆け抜けていく。

 

先が見えない。これは今地方が直面している問題そのものである。

山積みになった目の前の問題を解決することに労力が取られ、今後どのように地方運営を考えていけばいいのか分からない。

どこに行くにも車が必要であるが車の運転できない私のようなてんかん患者や高齢者にはこれから大変な問題になっていくだろう。正直解決策は思いつかない。

 

田舎は道が暗い。一方でだからこその良さはないだろうか?

一つはコンビニ。

田舎のコンビニはその地域そのものである。駐車場が広く、仮眠しているドライバーやたむろしている高校生、煙草を吸うヤンキーなど様々な生活を垣間見ることができる。敷地が広いのでイートインコーナーが充実しており、軽食や飲み物をゆっくりと楽しむことができる。忙しいビジネスマンが一瞬で買い物をして出ていく印象が強い都会と違って、田舎のコンビニでは流れている時間が都会に比べてゆったりとしている。

 

もう一つは星がきれいなことだろう。

少し先の道も見通せないにも関わらず、何光年も離れた星は輝いて見える。

星の輝きをカエルの鳴き声、風の音などと楽しむことができる。思わず立ち止まって空を見上げてしまう。都会の人は歩くのが速いなんてよく言うがそれは星がよく見えないからなんじゃないかと思う。