部署異動をしてからと言うものの日々環境の違いに驚かされる。
課長の方針次第で部署はいかようにも変わるのだ。
今日のお題はサービス残業を封じられたことだ。
ウチの会社では会社に入ってから勤務開始まで、仕事を終えてから会社を出るまで30分の猶予がある。
言い方が少しおかしいかもしれないが、
例えば朝8時半以降に会社に入ったとき→8時半~9時までの任意の時間で勤務開始とつけることができる。
帰りも同様だ。例えば17時半に会社を出た時→17時~17時半までの任意の時間を勤務終了時刻とすることができる
この時間は着替えや移動、PCの立ち上げ時間とされている。メーカーのため制服で作業する人がほとんどで会社内も結構広い、そして更衣室は遠い。
私はこれを逆手にとっていた。もちろん0にはできないが着替えや移動の時間をできるだけ少なくしてたくさんサービス残業をしていた。
着脱しやすい服装、階段は1段飛ばし!
1か月に約20営業日分の猶予が設けられていることになるので、1日1時間近く、1か月で20時間近くのサービス残業をすることができる。これは会社の規定である残業時間を超えてしまいそうな時、そして36協定適用除外申請を出していない時などにかなり使えるいわばライフハック(ワークハック?)みたいなものであった。
もちろん仕事が暇なときは業界のニュースを見る時もあるし、普通にスマホでTwitterを見ているときもあるし、始業時間ギリギリに行くこともある。
残り残業時間に余裕があるときは残業代が欲しいのでたくさんつけるが、残業時間が足りなくなってしまった時1日1時間近くのサービス残業したりしている。
もちろんみんな知っているので夜この技を使う人は多いが、朝この技を使う人は意外と少ない。単純に朝は忙しく、みんなギリギリに来る。
私は朝結構早く来るので朝もこの技を使っていた、このサービス残業はいわば自分だけの特権のように感じている節もあった。自分だけが使いこなせる裏技のように感じてもいた。
しかし最近上司にそれを注意されてしまった。勤怠時間はちゃんとつけなさいと。。
これは私にとって結構ショックだった。それはたくさん残業ができなくなってしまうということではなく、自分のアイデンティティーが崩壊したような、自分だけが使える裏技を封じられたような気持ちになったからだ。
異動前の部署では当然のように私以外もこの技を使っていたが、やはり上司の裁量1つで同じ会社といえども環境はガラッと変わるものだと実感をした。
後に行っては郷に従うしかないので、これからは残業時間をちゃんとつけようとは思う。
勤務時間の付け方
気になったので調べてみたところ、このようなケースは正確に言えば違法であるらしい。
法律で勤怠は1分ごとにつける決まりになっているらしい。
確かに他の会社の友人に聞いたところ1分毎につけていると言っていた。
トラブルになるケースは会社側が15分や30分を切り捨てて残業時間を少なめに算出してしまう、ということがよくあるらしい。
また、制服の着用が義務付けられているときは着替えの時間も勤務時間に含まれるらしい。制服で居酒屋のアルバイトをしているときは着替えてからタイムカード押していたけどね。
私の会社では制服は義務ではない、事務系の人はスーツで仕事をしている。
着替えが義務であれば勤務時間に含まれるが、着替えが義務ではない場合勤務時間には含まれないのか。。
制服の着用が任意である場合は労働者の判断によるのかな?
会社も変な言いがかりをつけられないようによく考えていますね。
私のように勤怠時間を少し少なめに見積もってサービス残業をしている人は確かに常識的に考えたら少ないかもしれないけれども、、、
会社からの残業するなと言う圧力と増えていく業務量のバランスを取るためにはどうしてもこういった裏技を使う必要性に迫られることもある。
仕事は楽しいし新しいスキルを学ぶのも楽しい。
個人的には、もっともっと働きたいけれども会社も働き方改革、人件費削減などをスローガンに掲げているし法律の範囲外で仕事をする方法はまだ見つかっていない、こればっかりは仕方のないこととは思う。
しかしながら今までの常識が通用しない環境には本当に驚かされることばかりだ。この環境に順応して効率よく仕事を回していく必要があるのだと感じました。