紫色のつぶやき

どうせそんな悩みは1年後にはどうでもよくなってる

なかなか決められない優柔不断、コイントスで決めても大丈夫?

 
 
 
私は優柔不断だ。切実にこれは直したいと思っている。
本を読んでいく中でその解消法が見えてきそうなので書き記しておく。
ポイントは「コイントス」と「決める際のルールを設ける」だ。

優柔不断だらけのある休日の過ごし方

 
ただでさえ優柔不断であることを自覚している私は平日は迷うことがなくなるように朝起きてから会社に行くまでの行動すべてをルーティン化している。
帰宅した後もだいたいのルーティンを決めていて、それをこなしいくとだいたい就寝時間になるような毎日を過ごしている。
 
しかし予定がない休日は違う。
例えば私の優柔不断だらけのある休日の過ごし方を見ていただこう。
 
朝目が覚めた時、もう起きようか、それとも二度寝しようかどうかからすでに迷っている。
そして起きるかどうか決めてもいない中、布団の中でもう思考は次へ行っている。
「朝ごはんは何を食べようか」「たまには朝からマックでも行こうか」
私の優柔不断はこんなところでは終わらない、さらに先のことまで計画したがるのだ。
→マックに行ったらそのあとはカフェで読書でもしようか?
→読書するとしたら何の本を読もうか?
→そうなるとお昼ご飯もどこかで食べようかな?
→そうだ、ついでに買い物をしたほうがいいだろうか?
→ついでだから映画でも見ようか、何の映画を見ようかな?
まだ布団から出てもいないのに見たい映画をスマホで検索したりする。
そして寝落ちで二度寝(笑)
 

決めないのは心地いいから?

日々の些細な物事など、どちらを選んでも大差ないことはもちろん感覚では分かっている。
何ならその選択が正しいかどうかは置いておいて、さっさと行動してしまったほうが時間の節約にもなるし思考の節約にもなる。
人間は何かを判断するのに脳のエネルギーをけっこう使っていて決断疲れを起こしてしまうのだ。。
 
それでも迷ってしまうのはおそらく迷って迷って決めかねている時間って多分心地いいんだと思う。
会社でも何も決まらない会議がよくある、皆さんも心当たりあるんじゃないだろうか?
みんなで「あーでもない」「こーでもない」って議論して結論を先延ばしにする時間ってけっこう心地いいんだと思う。
 
完璧主義・効率主義が優柔不断を作り出す
もう一つ心当たりがある原因としては完璧主義・効率主義が挙げられる。基本的に私は意味のない外出はしない。
目的をもって外出する、そして一つの目的を達成するために外出するのも嫌いだ、なぜなら効率が悪いからだ。
服を着替え、外出をするからには二つ以上の目的を達成しなければ気が済まない。
たとえ人から見たら無意味な行動だろうと無理やり目的と行く場所を2つ以上作って外出することがほとんどだ。
 

優柔不断を直す2つのルール

けっこうこれは私にとって切実な問題になっていて何も決めないまま気づくと1時間くらい経っていることもザラだ。
この迷っていた時間でもし、「マックに行ってカフェで読書すると5分で決めていたら今頃はマックを出てカフェで読書をし始めていたのに!」とけっこうな自己嫌悪にさいなまれてしまう。
しかも人生を左右する大事な決断ならともかく年間100日以上ある休日の朝ごはんごときにこんなに迷っていたらそれは問題だ。
この本に出合ったのはそんな優柔不断を何とかしたいといろいろ方法を探していたころだった。
 
コイントスで決める
その本は書店で見つけて立ち読みした5分後には珍しくKindleでワンクリック購入した。
優柔不断な私にしては珍しい(笑)
「やる」か「やらない」かの決断は、コインで決めても一緒
 
シカゴ大学の研究者は、被験者に悩みを書いてもらいコイントスで実行するかしないかを決定するサイトを作成した。
4000人の被験者に悩みを書いてもらったところ、コイントスの内容に従って行動した人は63%もいたそう。そして驚くことにコイントスの結果が表であろうが裏であろうが悩みの解決に向かって何かしら行動を起こした人は半年後の幸福度が高かったそうだ。
書き込まれた悩みで一番多かったのが「今の仕事を辞めるべきかどうか」、次に多かったのが「離婚すべきかどうか」だそう。
人生を決める重大な決断ですらコインで決めても幸福度が高いという結果には驚きだ。
 
そしてこうも書かれています。
決断においては「どう決めるか」ではなく、「そもそも決められるかどうか」のほうが重要だということです。
 
こちらの本にもコイントスの記載がある。
コイントスをしてAと決まった際に、どうも心がざわめいて落ち着かないならば、実は心の奥底ではBにしたいと思っていたのだと判断して、そちらを選ぶのです。
 
これもさきほど記載した「そもそも決められるかどうか」に重きを置いてコイントスをすることで無理やり決める方法だ。
 
決断にルールを設ける
もう一つ優柔不断を直すのに役立ちそうなのが決断にルールを設けるというものだ。
先ほどのライフハック大全にも書かれていたが最近人気がうなぎ上りのひろゆきの著書にも書いてある。

 

無敵の思考

無敵の思考

Amazon

 

食事に行くとメニューを見て食べるものを決めるわけですが、それだって面倒なことです。なので僕は、自分で払う時は一番安い料理を見つけて、それでよさそうだったらそれを、それがイヤだったら2番目に安いものを探すという感じで、機械的に決めています。つまり、選択肢を無意識に減らす生活をしています。
 
 
私は以前平日仕事から帰宅してから酒を飲むか、飲まないか非常に迷っていた。
20時に帰宅した時、23時に寝るとして入眠時間まで3時間。酒を飲んで睡眠の質が下がりはしないだろうか?
→今すぐ酒を飲めば大丈夫な気がするけど、酒を飲んだ後風呂に入るのはよくないよなあ。
→今すぐ風呂に入ってもいいけどそうしたら入眠まで2時間半しかない。。。
みたいなことを考えながら着替えているうちに10分経過している。なんてことが日常茶飯事だった。
それで「もういいや!飲んじゃえ!」と飲み始めたものの次の日の寝起きが悪く後悔する。みたいなことがよくあった。
 
そこで「20時半より前に帰宅したならば飲む」というルールを設けた。
酒がいいかどうかは置いておいて(むろん悪いだろうが)選択自体に後悔することはなくなった。
今後運用していく中で全然しっくりこなければルールを見直せばいい。
 

おわりに「5秒で決まらなかったらコイントスで決める

優柔不断を直すことの本質は決断のスピードを上げ、無駄なことで決断力の消耗を避けることだと考える。
紹介した2つはかなり有用だと自分でも感じている。
最近であれば「5秒で決まらなかったらコイントスで決める」という合わせ技のルールを設けることにした。
全ての決断には正解がないことがほとんどだ。くだらないことで悩む時間を短くして人生の残り時間を有用に使いましょう!