紫色のつぶやき

どうせそんな悩みは1年後にはどうでもよくなってる

同じ仕事でもこんなにも違うものか

KindleUnlimitedの積読消費。(今月は目標の10冊行けず)
 

内容ではなくその内容を得るに至った過程が重要

目次の項目や言っている内容はどこの自己啓発本にもありがちな内容。
  • できない理由を述べる前にどうやったらできるか考えよう!
とか
  • すべてのチャンスにYesと手を上げて経験を増やす
とかそういったものです。
 
自己啓発本は筆者が経験した具体的な体験を抽象化して一般化しているものがほとんど。
筆者は元楽天の社員ということで楽天の仕事がどのように行われているのか、結構詳細に書いてある。
 

なんとしても目標を達成するという執念

楽天の仕事は本当に同じ仕事なのか、と思うくらい仕事に対する執念、目標達成に対する執念が全然違います。
もちろんこの著者だけ特別すごいということはもちろんあるでしょう、なんたって本まで書くのですから。
それを差し引いても私が日々行っている仕事に対して質も量も段違いです。
だからこそ売り上げが右肩上がりなのでしょう。
 
例えばこんなエピソードが出てくる。
  • 営業で月の目標が未達なら月末は終電まで営業の電話をかけ続ける。
 →深夜なんて普通の会社は電話でないから個人事業主にかけまくっていたらしい。。
 
  • 転職者は通常ポジション採用されるが、希望の部署に行く前に必ず営業をやらせる、そこで結果が出なければ希望の部署には行かせない。
 →結果にコミットする姿勢が全然違う。。
 
  • 結果を出せない人はポジションも降格、現にこの本の筆者も降格したことがあるとのこと。
 
どれも私の企業ではほとんどありえないこと。
私の会社では
  • 目標未達でも責任をあいまいにする文化
  • 転職者は来ても半年くらいは何もしてなくても特に何も言われない
     (実際は皆さん真面目にやりますが)
  • ポジション降格などありえない、管理職は安泰ポジション。
 

厳しさの裏にある透明さ、一体感

上記のような厳しいエピソードだけではただの厳しい企業だ。外資系などと大して変わらないだろう。しかし、楽天には社員の一体感を高める様々な取り組みもある。
その代表例が「朝会」毎週火曜日の朝にはグローバル全社員が一堂に会して会議をするらしい。三木谷社長ももちろん出席し話をする、部門からの進捗報告などを全員で行うとのこと。
社内公用語は英語だし(これは有名な話か)
朝会と同じ日には全員で掃除をするらしい。
 
まるで部活動のような一面もあるが、確かに効果はあると筆者も述べている、社員全員が同じ方向を向き、一体感を高められること間違いなしだろう。
 
なんなら私は本社にいないこともあって、社長の顔は入社式以来見たこともない。
掃除だって年末の大掃除くらいしかやらない。
飲み会だって最近はめっきりないので社員の一体感など夢のまた夢なのかもしれない
 
残念ながら、多くの会社では楽天のようにはできないだろう。
三木谷社長のカリスマ経営、一代で築き上げ歴史が浅いからこその柔軟性、社員の若さ、がなせる技だとは思う。
非常に厳しそうな会社ではあるが自身が成長するにはもってこいの環境だろう。
 

目標達成できないのが当たり前の現実

さて自分の会社にないものをねだっても仕方ないので自分にできることを考えましょう。
私の会社でも半期の目標というものがある、業務に合わせていくつか設定するが残念ながら期が終わってみると設定した複数の目標のうち、半分以上は未達で終わることが半ば当たり前になっている。
 
一応言い訳しておくとプロジェクトが大きすぎる、顧客状況が目まぐるしく変わる、などの理由からどうやったって一個人ではどうしようもないことも多々ある。
この製品を販売する!と目標を立ててもプロジェクトがなくなってしまえばその瞬間で終わりだ。
上司にも「まあしょうがねえな」と言われる、そう言うしかない。
 
そういった事情はあるが自分にできることを限界ギリギリまでやったかと問われればドキっとしてしまう。
どこかで「こんなもんでいいかな」と諦めモードに入ってしまう仕事も多いのが現状だ。
絶対に達成しなくても立てた目標のうち、半分くらいできればいいかな、というのが正直なところ。気づかないうちに自分も怠惰になってしまっているということだ。。
プライベートでも一応月に10冊の本を読む、という目標を立てているが今月は7冊にとどまっている。
 
そのような姿勢で数年過ごしてしまえばぬるま湯社員の出来上がりとなる。
プライベートでも成長は望めないことになる。
そうならないように自分の力で何とかできる事柄に対しては目標達成に全力を尽くすという姿勢を大事にしたい。