紫色のつぶやき

どうせそんな悩みは1年後にはどうでもよくなってる

ワンエキスパート試験 1か月で二次試験対策!

2020年にワインエキスパートに合格してから大分間が空いてしまいました。1次試験の合格記は合格してから1か月以内に書いたんですけどね。
 
本日の記事は、1次試験合格からでも大丈夫!テイスティングのテの字も知らなかった私が1か月で2次試験対策をして見事ワインエキスパート合格を勝ち取った話です。

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ワインエキスパート 認定バッジ

テイスティングのテの字も知らない1次試験最終日

私は1次試験最終日になんとかCBT試験を突破しました。2次試験まではあと1か月ちょっとしかありません。
しかし私はワインスクールに通っておらず独学で筆記の勉強しかしていなかったので、テイスティングのテの字も知りませんでした。
その証拠に当時のツイート

 

ちなみにワインはスーパーで購入した1000円くらいのワイン。どんなワインを選べばいいのかすら知りません。
今であればソーヴィニヨンブランとリースリングならまだしも、ソーヴィニヨンブランとシャルドネを間違えることはほとんどないでしょう(たぶん)
 
「まずは2次試験がどういう試験なのかを知る必要があるな」
1次試験の時にお世話になったワイン受験.comを見てやり方だけ確認(出てくるお酒の数や種類なんかも知らなかった。しかも1か月じゃ無理みたいなこと書いてあるし。。)
これを独学でやろうにもどんなワインを選べばいいのかすら分からない。本当に困りました
 

課金する覚悟!ワインスクール2次試験対策講座

私は覚悟を決めました、課金する覚悟です。
1次試験は独学で頑張ったけど、2次試験は無理だ。
予算は10万円、大盤振る舞いです→結果的に13万円ほどになりました。
以下購入したもの、対策したことを振り返ってみます!
 
ワイン
もちろん必要でしょう。試験対策サイトを参考に、試験に出やすく、品種や産地の特徴がはっきりしているワインの購入を意識しました。だいたい1本3000円程度。
同じく試験を受ける知人と分け合ったりしたので4万円程度でした
購入したのは以下のようなワインです。
テイスティング
おススメの試験対策本を調べて購入。
結果的に1冊目はあまり参考にはしませんでした、2冊目のアカデミーデュバン、富田先生の本は2次試験に特化していることもあり、かなり参考になりました。
 
アカデミーデュバン2次試験講座
この時期は2次試験対策講座というのをどこのワインスクールでもやっているのではないでしょうか。
まずはアカデミーデュバンの会員になり時間の許す限り講座を入れまくりました。10個くらいとなり、6万円を超えました。
選んだ理由としてはYoutubeでお世話になり、テイスティングの本も書いていた富田先生がアカデミーデュバンの講師だったことが大きいですかね。

ここで出会った佐々木健太先生が私のティスティング概念を大きく変えてくれました。
授業で出会うまで全く知らない方でしたが日本最優秀ソムリエコンクールで入賞とかされてるすごいソムリエさんです。
1次試験からYoutubeにお世話になりっぱなしですが、佐々木先生の動画がなければ絶対に合格することはできなかったでしょう。授業も非常にわかりやすかったです。
「品種当てゲーム」に走らない
佐々木先生が動画や講義の中で何度も口にする言葉です。
ティスティングとは世界中で共通するティスティングフォームに則って正しいティスティングをすること。
実際試験でも、外観→香り→味わい→結論 と矛盾のないティスティングコメントをすればたとえ品種を外してもかなりの点数が入ってきます、私もそれで合格することができました。
リキュールセット

酒精強化・ハードリカーテイスティングセット | ワイン通販ならワインショップ カーヴ・ド・ラ・マドレーヌ

その他のお酒はほとんどが飲んだことないお酒、という人も多いはず。普通においしいものもたくさんありました。
逆に二度と飲みたくないものもあります(笑)、個人的にはイエガーかな。。
試験対策もそうですが、こういった多種多様なお酒を飲む機会もなかなかないです。
いい経験になりますので資金に余裕がある方は購入をお勧めします。
予算に余裕がない方はコストパフォーマンス悪いので削りましょう。
 

怒涛の小瓶トレーニン

 

小瓶トレーニングが良いといたるところに書いてありましたので私もやりました。

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冷蔵庫はもはや小瓶だけになりました。
40 ml と50 mlの小瓶(もはや飲料用でない気がする)を大量に購入し、ひたすらに詰め替え、毎日トレーニングしました。
ワインスクールでもらうティスティングコメント用紙を1枚白紙で持ち帰り、コンビニで赤白50枚ずつコピー。毎日飲んだワインすべてに対してコメント用紙を記入しました。
 

その他のお酒

まずは知識から入れました。1次試験に引き続きankiの登場です。

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試験では選択肢をいかに絞るかが大切になります、しかもワインのように品種を外しても点数が入ってくるようなものではありません。
もちろんお酒や選択肢によって変わりますが、だいたいは選択肢5つのうち、色で1つ消去、香りで2つ消去(この時アルコール度数にも着目)、味わいで最後絞り込む、といった流れがスムーズです。
ワインと違って0.5%刻みのような分かりにくいアルコール度数ではなく、20%と40%というような極端な差がある選択肢もあります。40%もあれば香りをかげばだいたいわかりますし、飲めば一発です。
 

当日の様子、私の回答

会場はホテル雅叙園
私が入ったときはかなりの人数がすでに会場入りしていました。トータルでこの会場500人くらい以上はいた気がする
まず待つ場所がないです。部屋には入れないのでみなさん廊下とかロビーとかで待ってる。最後の詰め込みをしている人が多かったです。中にはワインを飲んでる人までいた。
めっちゃ早く行くか、とりあえず入って会場見て、一回出る、くらいがちょうどいいかと思います。
私はたぶん一番大きい部屋で100人以上いました。
 
1.アルゼンチン トロンテス
 いつもの淡いワインですね。香りを確認すると、「うん、リースリングかソーヴィニヨンブランにありがちなアロマティックな香り」。
飲むと果実味と酸味強し。アルコールは12.5%くらいかと予想。
私がトロンテスを飲んだのはこの試験が人生で初めてだったと思います、回答できなくても仕方ない。。
 
回答:フランス ソーヴェニヨンブラン
 
 
 
2.フランス シャルドネ
何だこの色は?黄金色なのか?でもめっちゃ淡い、色は黄金色にしました。
香りはめっちゃニュートラ
アルコールは、見た目に惑わされて強いかと思ったが全然強くない。
香りや味わいから樽は使ってなさそう。全然分からないから一番オーソドックスなフランスのシャルドネにしよ。結果正解しました!
 
回答:フランス シャルドネ
 
 
3.フランス カベルネ・フラン
おお、濃いやつだ。やったね。佐々木メソッドによれば濃いワインは簡単!
甘い香り、ニューワールドだな、となりました。シラーよりはタンニン強く、この時点で私の頭の中にはカベルネソーヴェニヨンしかない。
産地はチリっぽい香りもしないし、オーストラリアのアルコール臭もない。はい、じぁあアメリカですね。アメリカはコーラの香りがすると言われてるけどコーラの香りがしたことにしました。
カベルネフラン単体も飲んだことなかったと思います。
 
回答:アメリカ カベルネソーヴィニヨン
 
4.ニュージーランド ピノノワール
3が濃いワインだから4は淡いワインだ。おー少しオレンジがかってる気がするぞ。熟成か?もしかしてネッビオーロやサンジョベーゼ?
香りを嗅ぐと果実感はかなり強かった。これで淡いと来たらピノノワールくらいしか私の頭の中にはない。味わってみると思ったよりタンニンは強くない、ネッビオーロやサンジョベーゼではなさそう。
最後はよく分からなくなりました。
 
回答:フランス ピノ・ノワール
 
その他のお酒
知識でラムかスコッチまで絞り込めましたが分からない。。どちらも小瓶で飲んだことあるのに。
結局スコッチにして外しました。残念ながら2万円でリキュールセット購入して1点にもなりませんでした。。。
 
回答:スコッチ
 

まとめ (結果 品種 2/4 産地 1/4)

もっとみんな正解してるのかな?
テイスティングをやったことありませんでしたが、1か月でここまで来られたのは非常に自信になりました。必要なのはお金(笑)とテイスティングのトレーニング。
ワインスクールという試験対策のプロがいる場所でソムリエから直接教わったり、動画で勉強した内容は1次試験対策とは大きく違い刺激的で楽しかったです。
 
今でも最初はティスティンググラスで飲みますし、残ったワインは小瓶に入れてたまにブラインドティスティングとかやったりしてます。
ワイン飲む中で基本的なワイン(試験に出やすいワイン)をたくさん飲んで、自分の中で基準を作ったことでそのあとに飲むことになる多種多様なワインをさらに味わうことができます。
非常に有意義な1か月でした。これからもワインのテイスティングは続きます!