紫色のつぶやき

一人でも、金をかけずとも、人生は楽しい

私はてんかんを発症した

私は昨年突然てんかんを発症した.

 

 

昨年のある日の夜,私は研究室でいつも通りパソコンに向かってゼミの資料を作成していたと記憶している...

目が覚めたら病院のベッドに寝ていた.

頭が痛い...

 

私の目が覚めると付き添っていた研究室の事務員が安堵した.

「何があったか覚えてる?」

「まったく覚えてないです」

「突然けいれん発作を起こして倒れたんだよ」

「えっ!?」

「今親御さんが病院に向かってるから」

 

聞くと私はけいれん発作を起こしてその場で倒れた後,意識を失ったらしい.同じ部屋にいた事務員さんが救急車を呼んでくれた.

 

病院の先生が言う.

「今までけいれん発作を起こしたことはある?」

「ありません」

「発作を繰り返す病気を“てんかん”というけど1回だけ発作を起こしてその後全く何も起こらないっていう人も多い,後日検査してもらうけどとりあえず様子を見ましょう」

 

身内や知り合いにてんかんの人がいるわけでもなく知識はほとんどなかった.

20年ほど前,アニメのポケモンでポリゴンが出した光で発作を起こした人がたくさんいるっていうくらいの知識しかなく,私はその回のポケモンを見ていたけど何ともなかった.

ポケモンショック - Wikipedia

 

 まもなく親が来て,意識が戻っている私を見て安堵していた.

その日はずっと頭が痛かったが翌日になると何事もなかったように普通の生活を送れた.

翌週近くの大学病院で脳波の検査やMRIなどの検査を行った.検査を受けながらもいたって健康な自分に私はどこか現実感が見いだせなかった.私は先生が言っていた“1回だけ発作を起こしてその後全く何も起こらないっていう人”だと勝手に思っていた.

 

後日検査結果を聞きに来た時に先生は言った.

「やはり脳波に少してんかん波(てんかん発作を誘発する電気信号)が見られますねえ,後日専門医との問診があるのでそこで詳しく問診してもらって薬を飲むかどうか決めてもらってください」

 

www.tenkan.info

まだ実感が湧かなかった.異常と言われているのに何一つ身体に異常はないからだ.(少なくとも記憶にはない)

専門医との問診は1か月後に組まれていたが1か月も放置していいのかという不安感と体に全く異常がないという現実感に板挟みになっているような気がした.

 

そして検査結果を聞いた3日後また倒れて救急車で運ばれた.今度は救急車の中で目が覚めた.以前の発作時と同様,頭は痛かったものの1時間もすれば普通に起き上がり動くことができていた.

偶然にも以前運ばれた時と同じ救急担当の医師は

「この前も倒れているのでまず間違いなくてんかんでしょう.問診はまだですが薬を処方しますので1日2回飲んでください.」と言った.

 

こうして私はてんかん患者になった.薬を飲むようになってからは発作が起こってないため薬が効いているのでしょう.運転ができない以外に特に日常生活に変わりはない.

 

だからこそ余計に実感が出ない日々が続いている.