紫色のつぶやき

どうせそんな悩みは1年後にはどうでもよくなってる

病気との向き合い方

もう半年前くらいになる。

私はてんかん発作を起こして病院に運ばれた。

 

hyos1-2otuk1-8sytd372.hatenablog.com

 

発作が初めてだった私はもちろん、研究室の周囲の人もてんかんに関する知識はほとんどなかった。

「1週間くらい休んだらどうだ」

教授に言われた一言で1週間の休養を命じられた。まるで研究のストレスで自分の心が病んでしまったような扱いだ。

 

当時知識がなかった私はその決定を受け入れざる負えなかったが、てんかん発作は一般的に睡眠不足や不規則な生活が原因だと言われている。

epilepsy-info.jp

救急車を呼んで親も病院に来たわけだから実家に帰らざる負えない。実家ではいたって健康に生活していた。実家では実験もできない。

だから余計に考え込んでしまったのを覚えている。てんかんに関するあらゆる情報を検索しているうち不安だけが募っていった。そういう時は余計に悪いニュースばかりが気になるものだ。

 

・自動車事故

京都祇園軽ワゴン車暴走事故 - Wikipedia

・内定取り消し

・世間からの差別

心配事を探せばきりがない。

 

病気との向き合い方

私個人の意見だが周りに何を言われても気にしないことだろう。

最初は心配する周りに対して、これが偽善というやつかと感じたものだ。

心配して同情する自分に酔っているだけ。あなたがいくら心配したところで私の病気を治してくれるわけでもない。日々の薬代を払ってくれるわけでもない。

体は健康なだけに余計に病気だというレッテルを張られているような気がして腹が立った。自分で自分を差別してしまったらもう誰も見方はいない。せめて自分だけは病気と言う現実を受け入れながらも、なるべく病気のことを考えなくていいように、何もない時間を作らないよう日々を過ごしている。

 

幸いにして薬を処方されてからは発作はなく会社でも普通に働くことができている。病気は会社には言っていない。発作は抑えられているから業務に支障は全くない。大企業だから病気に理解はあるだろう。しかし業務に関して過剰な配慮をされそうだという懸念もある。

 

これからどうなるかは正直分からない。しかし自分を守れるのは自分しかいない。てんかんを発症してから余計に人間不信に拍車がかかったような気がする。