風邪を引いてしまった。
風邪を引くということは自己管理がなっていないということで普段運動不足、体力不足の私が風邪を1日やそこらで治そうとするなんておこがましい。
風邪の引き始めならともかく、大学生の時のように風邪を引いても1日で治るようなことは今後ないだろう。
私が現代人のかなめであるネットを駆使しても風邪の治りは早くならないことを証明することができました。
まずは「風邪 治し方」で検索
風邪を引いてしまった人はけっこうやるのではないかと思う。普段から頻繁に風邪を引いていて、自分の症状別に対応策を持っている人などあまりいないはずだ。(そいつは1年に何回風邪引いてるんだ?)
私も今回2年ぶりに風邪を引いて検索しましたよ。
でもね、信憑性のある治し方なんて栄養補給して寝るくらいしかないわけですよ。
だいたいのサイトは「そもそも風邪とは」から始まり、風邪を治す薬はないこと、栄養を十分に取って寝ること、つらかったり長引くようだったら病院へ行きましょう、で終わる。
これなんか最高ですよ。
風邪をひいてからもう2週間経ちますが、未だに咳が止まりません。痰が絡む感じもあります。ただの風邪の延長戦でしょうか?
風邪かもしれません
結核などの呼吸器疾患かもしれません
診断もせずに断定なんてできません。なんなら何回も診断しないとわかりません。
信憑性のない情報を流して、閉鎖されたサイトだってあります。
月曜日になっても治らない、会社を休むべきか
咳はなかなかひどいが別に動こうと思えば動ける。出勤すべきだろうかという疑問が生まれる。
社会人たるもの風邪くらいで欠勤しちゃダメなのかなあ(社会人になって初めての体調不良)。
これも検索しましたが結局は自分で決めろって内容のものがほとんどでした。
明かな高熱だった場合やおう吐などがひどい場合は休むべきなんでしょうが体温計がないから体温が計れない。
おかげさまで1週間風邪を引きながら仕事をする羽目になってしまいました。声は枯れ気味だったけど普通に仕事できましたね。貴重な有給を消費することなく終わってよかった。
仕事へ行って帰宅後は残った体力で体によさそうなものを片っ端から摂取。そしてすぐに寝る。今週はこれで丸つぶれだったが仕方ない。
「鼻づまり 治らない」で検索
そして本日風邪を引いてから1週間。だいぶ良くなってきたが未だ鼻が詰まっているのが最大の難関だ。
- 鼻づまり→睡眠時に口呼吸→のどを痛める→咳が出る
- 鼻づまり→鼻をかむ→頭痛
ここ数日は夜何回も起きてしまうという悪循環を生んでいる。
本日も「鼻づまり 治らない」でずっと検索を続けている。一時的に鼻づまりが解消される方法もあるものの少し時間がたつとぶり返す。未だ根本的な解消には至っていない。
特定の症状にピンポイントで検索をかけても解決できない。あと1週間治らなかったら医者に行こうと思います。
結局自分の健康は自分で管理しようということだ。風邪を引いてからネットの情報に頼ろうとしてもあまり意味はない。
今回はあくまで風邪の話で特定の病気に関しては初期症状や対策などが詳しく書かれているものもあるのでぜひ参考にしてもらいたい。
脱線:がんの民間療法も同じこと
風邪だからこんな気楽なことを言えているが、がんの民間療法だって同じようなものだと思う。
抗がん剤などで日々体が弱っていき、さらに死が差し迫っている中、救いの手を差し伸べられたら誰だってその甘い蜜を吸いたくなってしまうのかもしれない。
医療マンガ「ブラックジャックによろしく」のガン編ではこのようなことが書かれている。
がんによる死の宣告を受けた患者の多くは一般にその死までに5つの段階をたどると言われる
第1段階 自分の置かれた状況を悲しみ絶望する
第2段階 その絶望が怒りに変わる
第3段階 根治の可能性をすてきれずに民間療法や様々な方法に手を広げる
第4段階 あきらめる
そして第5段階 死を受け入れる
「ブラックジャックによろしく」第7巻、p.152より
最近亡くなったさくらももこさんも民間療法を行っていたという話がありました。民間療法は効くかもしれないし、効かないかもしれない。医学的に効果が立証されていないため医療の現場で使われないだけだ。
誰にでも平等に訪れる死だがその時期には違いがある。やらない後悔よりはやった後悔というのか、どうせ死ぬのならという思いなのか、私にはまだ分からない。
さいごに
風邪は自然治癒力で治るものだ。もちろん予防が一番だが風邪を引いてしまっても大丈夫。唯一の治療法である栄養補給して寝るという治療を続けていれば時が治してくれるでしょう。ただ一つ言いたいのは検索しても有効な治療法はあまりないということだ。調べるんだったら具体的に何を食べたらいいかとか何を食べてはいけないかとか栄養補給の方法を検索しよう。
私はこの1週間、風邪でも仕事はできたし医者にもまだ行ってない。それはこれからの経過次第だが風邪と共存する方法を学んだのが一番大きかった収穫でしょう。
皆さんも風邪にはお気をつけて。