こんばんは
最近本屋のビジネス書コーナーでは「まんがでわかる~」という本が数多く置いてあります.少し立ち読みしてみると非常に面白い.
まんがでわかるシリーズ
スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」やD・カーネギーの「人を動かす」,「道は開ける」など自己啓発本の名著と称される本は世界各地で絶大な人気を誇ってきたといいます.何カ国語にも訳され日本でももちろんベストセラーになっています.
これらの本を読んでいればほかのビジネス書なんて読まなくていいなんて声もよく聞きます.

- 作者: スティーブン・R.コヴィー,Stephen R. Covey,ジェームススキナー,川西茂
- 出版社/メーカー: キングベアー出版
- 発売日: 1996/12/25
- メディア: 単行本
- 購入: 148人 クリック: 4,806回
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- 作者: デールカーネギー,Dale Carnegie,山口博
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 1999/10/31
- メディア: 単行本
- 購入: 174人 クリック: 3,319回
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- 作者: デールカーネギー,Dale Carnegie,香山晶
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 1999/10/20
- メディア: 単行本
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で最近巷で流行っているのがこれらの本を漫画仕立てにしたもの.

まんがでわかる D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」 (まんがでわかるシリーズ)
- 作者: 藤屋伸二,nev
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2015/04/09
- メディア: 単行本
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「7つの習慣」なんかはまんがでわかるシリーズのほうがレビューが多いくらい人気です.
昨日は私自身少ししか立ち読みしてないので内容に関して語ることはあまりできませんが,簡単に言うと作品で登場する人たちが仕事やプライベートでの悩みを上記の名著に書いてあることを使って解決し,人生をよりよいものにしていく物語.
抽象的な成功論
たとえば「7つの習慣」なんかは簡単に言ってしまえば,人生に大事な7つの習慣を身につければ人生うまくいくよという内容です.本では一つ一つを掘り下げてしっかり説明していますが,それらの習慣は本なんか読まなくてもネットで簡単に検索できます.ではなぜ多くの人がその習慣を身に着けられないのでしょうか?
1つの理由として書いてあることが非常に抽象的であるからだと私は考えます.
人生うまくいく方法はわかったけど実際自分の普段の生活に落とし込むことができない,具体的な方法が分からない,イメージがわかない,なんて人は数多いはずです.
多くの人に読んでもらうためには大事なところを抽象的な原理原則にしなければなりません.自分はこんな方法で成功したと具体例だけ述べても,みんながみんなそれで成功するとは限らないし,ただの自慢話としてたたかれてしまうことも十分に考えられます.
具体的な成功論
だがしかし具体的な成功事例というのは非常にわかりやすい.もし自分が「まんがでわかる7つの習慣」の主人公と同じバーテンダーという仕事をしている人だったら,本を読んでそのまま実行すればより良い人生が待っている可能性は高いということになります.
分厚い文字ばっかりの本を読んでも,漫画バージョンを読んでも,主張していることはおそらく変わりません.だから読みやすい漫画バージョンが広く支持されているのだと思います.
まとめ
結局自分自身の生活にどのように成功のための原理原則を落とし込めるかが重要なのでしょう.本を読んで抽象的な内容を自身の生活へどう落とし込むか具体例がパッと思いつく人は本で読めばいいし,まんがでわかるシリーズのほうが読みやすいし,書いてある具体例をそのまま自身の生活に利用できるという人は漫画でいいと思います.どちらにもメリット,デメリットはあることでしょう.
最後に世界的名著をわかりやすく漫画にして発売して,利益を上げようというビジネスモデルはよくできていると思う.皆さんがより良い人生を過ごせますように.