自粛ムードのGWが今年も終わります。
私は某メーカーでハードウェアエンジニアをやっている。
昨年に引き続き、暇な時間はかなりの時間を転職サイトの閲覧に費やしてしまった。具体的な活動に踏み出さなかったのは昨年の経験があったからだ。
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昨年はソフトウェアエンジニアを目指して(未経験)転職活動をしてみましたが、準備不足も相まって、どこからも内定をもらえず一度終了。
そして特に新しい決意を固めるわけでもなく、現職にとどまっているのです。
「なんとなく転職したい」理由を整理
さすがにこれでは昨年の二の舞だなと思い、今一度「なんとなく転職したい」理由を整理してみた。
仕事のサイクルが遅い
ハードウェアを作るのはとにかく時間がかかる。
今やってるプロジェクトも全部含めれば2年くらいかかるプロジェクトだ。今やっと半分くらい。
そしてBtoBの宿命だが最後に顧客に認められなければ、製品は世に出ることなく終わりになる。
失敗すれば2年間全部が無駄になるわけではないが、会社には何の貢献もできていないわけだ。
いくら20代が若手だからと言って、そんな自分には嫌気がさすわけですよ。
顧客に製品が認められる過程は平エンジニアの私には正直よく分かりません。コンペでもするのでしょうか?
昔見たドラマ「ルーズヴェルトゲーム」ではイメージセンサの供給元をコンペで決めていた。
汎用性、技術の広がり
今の技術だけでは汎用性、広がりはあまりない。機械学習やAIのような爆発的に市場を席巻するようなブームがあるものでもない。
だが逆を考えれば技術者の競争相手は少ないのかもしれない。
機械学習もAIもIoTもハードウェアがないと成り立たないものがほとんどだしね。
ブームに乗っかって転職したって未経験だから年収は下がる。将来的な伸びみたいなことを考えても同じエンジニアである以上同じくらいじゃないかな。
GAFAに行くわけでもあるまいし。。
↑こんな一文を書くあたりが自らの仕事へのスタンスを物語っている
失敗が許されない風土
ハードウェアは試作品を作るにも金がかかる。
設備も材料も時間も金もかかる。だから失敗が許されない風土がある。
前例を大事にしたがるのにも理由があるのだ(ハードウェアで前例を作るということはそれだけすごいことだ)。
自らのアイデアを使ってもらえないと嘆く人間は多いけど、実は自らのアイデアが洗練されていないことが多いんじゃないかな。
そんな組織でハードウェアを作っているからこそ、バグが見つかってもただアップデートをすればいいソフトウェア業界に憧れがあるのだろう(隣の芝生は青く見える状態)
だが逆もまたしかりである。
ソフトウェア業界は敷居が低すぎる。
ソフトウェアの情報はオープンである。幾多の一流エンジニアがあらゆる情報をインターネットで無料で発信している。作るのにお金もいらなければ大きな設備も必要ない、PCで十分である。それゆえレッドオーシャンである。
だからこそ毎日のように多くのアプリやソフトが無料で提供され、我々は日々その恩恵を受けることができている。
学ぶための環境だって多すぎるくらいだ。
無料でできるpaizaから月額性のProgate、プログラミングコンテスト、数十万円するプログラミングスクール。
ピンキリだが本当に多くの人間が目指し、挫折する世界でもある。
私だって「Hello world」と出力したりpaizaのDレベルを解くくらいであれば、Python、VBA、HTML・CSS、ワードプレス、Ruby、C言語、Javaなど様々な言語を使ったことがある。
35歳定年説だってあるし、若い優秀な人たちとも戦わなければならない。
失敗を恐れている
- 自分も含め相手を納得させることのできる理にかなった転職理由
- 転職先で活かせる自らのスキル
- やる気、情熱
- 今後のキャリアパスをどのくらい描けているか