紫色のつぶやき

どうせそんな悩みは1年後にはどうでもよくなってる

サンドウィッチマンに学ぶ等身大の生き方

今回のプロフェッショナルはサンドウィッチマン
お笑いをほとんど見ない私でもYoutubeで唯一お笑いを見ると言えばサンドウィッチマンのネタだろう。
「好きな芸人」ランキングでは3年連続1位を取るという大人気ぶりだ。
 
 

誰もが認める「人柄」

「表裏がない」とインタビューに答える後輩、先輩芸人は語る。
表では輝いているプロの裏での苦労を語ることの多いこの番組。編集にはさぞかし苦労したのではないだろうか。
 
ネタの面白さもさることながらその人柄は確かに素晴らしい。
  • 売れない後輩芸人を自らのライブに呼ぶ
  • 被災地の出向いてのチャリティライブ
  • NHKの撮影スタッフを笑わせるその姿
 

「人柄」の良さは後天的なもの?

サンドウィッチマンにも売れない時期があったらしい。私はほんの数年かと思っていたが10年近い下積み時代だ。
ふと考えずにはいられないが、やりたいこと・好きなことをやって一般人より多くの金を稼ぎ、いい人間関係に恵まれれば、多くの人の「人柄」はよくなるのではないだろうか。
世間的に言ういわゆる「成功」を手にすると、自らがなぜ成功したのか考えるようになるはずだ。
自らがリスクを取って努力してきたことはもちろん大事だ。だけどその努力が実った後にふと後ろを振り返ってみれば多くの人の支え、サンドウィッチマンの場合は相方の存在がある、運も味方したかもしれない。
そして今度は後から来る人にその道を作ってあげようと他人に優しくする余裕ができる。
 
鶏が先か卵が先か、ではないが「人柄」がよいからここまで来られたのか、ここまで来られたから「人柄」がよくなったのか、Quoraを見ればこの手の質問はごまんとありそうだけどおそらく両方必要というのが答えになるはず。
 
他人を蹴落としたり侮辱するような人柄を持たないよう適度な余裕を持っていきたいですね!
いい「人柄」が成功するかは分からないが、悪い「人柄」が成功を遠ざけてしまうのは確実だもの。
 

等身大の生き方

「背伸びしなくていいんじゃない?」

サンドウィッチマンがそう語るのは自分がしんどくなるからだと言っている。確かにそうだろう。だがそれが努力しなくてよい理由にはならない。
自分が目指すべき姿は小さな努力や成長を重ねることこそが自然の姿でそこに背伸びしている感覚はない、と言うのが理想。
人にやさしくしたり、いい「人柄」を見せることも同様、それが背伸びした姿ではなく、自然の状態で周りの人にいい影響を与えられればいいな。
 

「投げやりになっちゃダメ」

一方で東日本大震災で被災した人にこんな言葉を残している。
何もかもうまく行かない時期が続くと自暴自棄になってしまうこともある。自らの生活に対して「もうどうにでもなれ」と一種投げやりな気持ちになってしまうこともあるだろう。
セルフニグレクトと言うのだろうか、自らに対して必要なケアも行えない状態になると負の連鎖が始まり心身ともに悪い状態へと一直線だ。
仕事がいくら忙しくてもきちんと睡眠をとる、プライベートでうまく行かなくても運動だけは続ける、といった自分でコントロールできる小さな範囲の中でも構わないから自分をいたわることが大切だ。
サンドウィッチマンも人々に少しでも楽しい気持になってもらいたいと頻繁に被災地へ出向きライブを行っているのだ。
 

誰かのために頑張る

「自分のためだったらここまで頑張れない」富澤たけしさんは語る。伊達さんもそんな趣旨の言葉を口にしていた。
これもまた真理なのだろう。
 
自分のためではなくて誰かのために頑張ればもっと頑張れるのだろうか?たぶん頑張れるのだと思う。私にはまだよく分からない。
 
ひねくれた考えだが誰かのために頑張ることができるのは成功者の特権だと思っている。
自分も早く成功体験の一つでも作って周りの人々に感謝し、恩返しができるような「人柄」を持ちたいものですね。
 
今回はかなり神回のプロフェッショナルでした。