有名な著書「7つの習慣」の1番最初に書かれている習慣です、みなさんも一度は聞いたことあるのではないでしょうか?

完訳 7つの習慣 人格主義の回復: Powerful Lessons in Personal Change
- 作者:スティーブン・R・コヴィー
- 発売日: 2014/05/23
- メディア: Kindle版
なぜこの習慣が一番目に来ているのでしょうか?
なぜ世界的な名著の一番最初にこんなことが書いてあるのかなと改めて考えると、物事を進めるための最短の方法であるにも関わらず多くの人が実践できていないからなのではないか、と実感したからです。
仕事は年度末を迎え忙しくなり、段々と私自身メンタルが不調になってきました。
なんとなく抱えている不安。これはまさに自分が日々楽しみに見ているnoteの白饅頭さんの記事にそのまま当てはまる事柄でした。
有料記事なので引用はしませんが、平たく言うと自分がなんとなく抱えている不安をしっかり言語化しましょう、と言った内容です。
(と言っても白饅頭さんの専門分野は自己啓発ではなく、アンチフェミニズムやアンチポリコレといった本人曰く"闇属性"の記事が中心です。この記事はたまに書くいわゆる"光属性"の記事と言うものですので注意しましょう笑)
心配事を書き出してみよう
ということで今日の朝、仕事前に今の不安を書き出してみました。そして今日の仕事上の目標を立てました。
- 無事に締め切りの設計ができるのか → 自分から働きかけて来週有識者を集めてレビューを設定してみよう。そこでFBを得よう、みんなの力を借りよう
- 本当に設計が終わるのかどうか、顧客要求は満たせるのか。 → おそらく全部は無理だろう。顧客要求も結構無茶ぶりだ、自分自身もよく分かっていない。自分から働きかけて何を優先すべきか聞いてみよう
- 上司から怒られるのではないか → そもそも何で怒られそうなのか、という部分を紐解いてみると、自分から働きかけていないからだということが分かってくる。人に言われる前に自分から働きかけることを意識しよう。
- 他部署の彼は動いてくれるのだろうか? → なぜ人が勝手に動くと思っているのか、と言った根本的な原因にぶち当たる。自分から働きかけないと人は動かないだろう。至極当然のことだ。
- 失敗した時に俺は見放されるのではないだろうか? → そうだとしてどうなるというのだ?やらなかった後悔よりやった後悔だ。最終的には自分が自分を見放さなければそれでよい。
- 今日、俺は何をすればいいのだろうか → ここまでくればだいたい分かってくるか。一つの数値目標として、自分から働きかけることを数値目標として設定したい。
- 時間を無駄に使っていないだろうか? → 解決案は自分から働きかけるだ。自分から働きかけるためには他人に何を聞かなければいけないか、何をお願いしなければいけないか、考えるところから始まる。結果的に物事は前に進み、時間は有効に使える。
- やっていることは実は無駄なことなのではないのだろうか? → ある程度は仕方ない、というしかない。完璧な人間などいないのだ。何もやらないよりはマシだ。しかし一つ約束したいのは自分から働きかけるを怠った結果時間の無駄であった、という事態は避けたい。これこそが今日の目標。
- 今日は残業すべきなのだろうか(ノー残業日のため申請が必要) → 今日やることをリスト化、ノルマを設定するところから始めたい。それを最初にやるのだ。昼頃に一回見直す。いつもより詳細に書きたい。そしてノルマが終わりそうにないなら残業をしよう。
- 今日の打ち合わせは大丈夫なのだろうか → 資料を確認しつつ、上司に自分から働きかけて聞いてみるのだ。そのくらいなら事前にできる。
- 本当に仕事は進んでいるのだろうか。 → 自らの仕事に対して自らでFBをかけることでしか、または人にFBをかけてもらうことでしか分からない。自分から働きかけて聞いてみよう。
なるほど、全部ごもっともだ。今ある仕事上の不安だけでも10個以上になってしまいました。それも今日の朝短時間で書き出したものです。
と同時にほとんどの不安に対してどうすればよいのかのアクションを決めることもできました。
本当に不安を書き出してみるのが大事だと実感させられました。そしてほとんどの心配事は自分から働きかけることでおおむね前進させることはできることに気づきました。
余談ですが不安を書き出すことに関してはカーネギーの逸話が有名ですね。自殺まで考えたが不安を書き出したら70個くらいしかなくて安心して奥さんと食事に出かけた話。
同じくカーネギー(違う人)ですが著書「道は開ける」で不安を書き出すことの大切さを言っています。
つまり、この4つのステップを取ることで、不安の90%は解消されるということになるのだ
- 何が不安なのかを明確に書き出す
- 自分に何ができるのかを書き出す
- どうするべきかを決める
- その決断を、即座に行動に移す
デル・カーネギー「道は開ける」p.81
自分で知らないうちにプレッシャーを大きくし過ぎてはいませんか?
またまた別の話ですが、朝はてなブックマークでこんな記事も読みました。
そう、確かにメンタルがダメになってしまうのは仕方ないかもしれない。自分は今のところ大丈夫ですが、いつそうなってもおかしくはないです。
でも、、、と考えます。本当に負荷が高すぎてメンタルが崩れてしまうなら仕方ないけど、気づかないうちに自分で勝手にプレッシャーを大きくしてつぶれるのはなんだかアホらしい。そう思いませんか?
色々考えた結果、変な話ですが本日の目標として業務の中で5回は自分から働きかけることをしようと目標を立てました。
メールをはじめ、いつも聞かれたことを答えるだけだった自分、今日は5回自分から他の人にメールを送ったりチャットで困っていることを聞いたり、相談したりすることができました。
結構仕事は前に進んだのかなと思います。
こんなこと、日々他者と関わったり物事の調整をしている営業職の人や人事の人からしてみれば当然のことなのかもしれません。しかし、恥ずかしながら研究開発職にいる自分からしてみれば当たり前の事柄ではありませんでした。。。
まとめ
さすが、世界的名著「7つの習慣」でも最重要の習慣と位置付けるだけあります。知ってはいても実感できなかった習慣。これからは積極的に自分から働きかけてみようと思います!
コツは2つかなと思います。
- 罪悪感を感じないこと
こんなことを聞いて迷惑なんじゃないか、とすぐに尻込みしてしまいます。こんな簡単なこと、聞く前に自分で調べてみよう(結果2時間経過して何も分からない)なんてことは恥ずかしながらよくあります。。。結果的にすぐに聞いてしまったほうが自分も相手もハッピーになれます。「7つの習慣」的に言うとWin-Winの関係を築けます。 - 人に聞く前提であらゆる仕事を進めること
自分では仕事をしているつもりでも頭の整理が追いついておらず、実は何も進んでいなかった、ということもよくある話かと思います。こんな無駄を回避するためには分からないことを明確にする必要があります。分からないことが分からない→何を人に聞けばいいのか分かる。というのは大変なステップアップなのだと気づきました。すべての仕事を人に伝える前提、人に聞く前提で進めるのは非常に大切だと気づきました。
以上、本日の気づきでした。明日も自分にできる現実をしっかり認識しながら人に助けを求めましょう。自分から働きかけましょう!何とかこの年度末を乗り越えていきたいものです、今日もお疲れ様でした!