紫色のつぶやき

どうせそんな悩みは1年後にはどうでもよくなってる

映画「A」人間というのは分かりやすい答えを求めるもの

 答えなき答えを必死で分かろうとした人々が何かの拍子にオウム真理教に出会い、信者になったのだと思う。

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この映画を見て、人間というのは分かりやすい答えを求めるものだと考えた。オウム真理教を悪ととらえるのも正義ととらえるのも簡単だ。悪ととらえれば映画の中で出てきたように教団を追い出すための張り紙、ポスターを張り、警察官ですら権力を縦に強引な逮捕を行う。被害者の人々はかたくなに一連の事件に対して教団に謝罪を要求していた。
しかし、正義と悪は簡単には割り切れない。簡単に割り切ろうとするほど戦争や犯罪が多発する。今でこそ生き方や考え方は多様化し、情報もネットにより簡単に手に入る世の中だが、当時の日本はバブル崩壊直後でこれからの生き方に不安を覚えた若者が多くいたのだろう。自分はこれからどう生きればいいのか、その答えを出してくれたのがオウム真理教であったのだ。

 

 

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