紫色のつぶやき

どうせそんな悩みは1年後にはどうでもよくなってる

ライブで歌われた曲は日常から非日常へ変わってしまう

aikoのライブへ行ってきた。

aiko.com

 

aikoのライブは2年ぶり2回目。

前回のライブは近場で開催されること、ちょっとした興味から行ったもので知らない曲ばかりで正直楽しめなかった。

だが逆にaikoが今まで作ってきた曲の幅広さを実感し帰りにツタヤで全アルバムを借りて帰ったのを覚えている。

 

今回のライブは非常に楽しかった。

新しいアルバム「湿った夏の始まり」だってたくさん聞いた。ライブ前2週間くらいは毎朝聞いていた。

 

ライブではいつもイヤホンから聞いている曲とはまた違った雰囲気で楽しませてくれた。

 

「運命」は2フレーズ目の「黒い水玉模様」の部分が一番いいなあ

「花火」って盛り上がる曲だと思ってたけどライブで聞くと切ない気持ちになるなあ

「鳩になりたい」を弾き語りで聞くと眠くなる

(全部新アルバム収録の曲ではないが)

観客の中に入ると小さすぎて全然見えなくなるaikoとかも新鮮だった。

 

などなど新しい発見がたくさんあり、私もファンの仲間入りできたのかなとうれしかった。

 

さて本日の朝、昨日の余韻にでも浸ろうとアルバムの1曲目「格好いいな」をかけると、

これライブでも1曲目だったなあ

サビで後ろの壁の色変わったような気がするなあ

とか、昨日の記憶が蘇ってきて会社に行くのがとても憂鬱な気分になった。

 

ライブで楽しむために日常でたくさん聞いてきた曲たち、いざライブという非日常で聞いてしまうとその曲は自分の中でライブで聞いた曲となってしまった。

思い出の曲とかよく言うけどそんな感じ

 

どうせ時と共にその記憶は薄れていき、しばらくしてから聞いても何とも思わなくなるのは分かっている。

日常から非日常の曲となり、時と共に日常の曲へと戻る。

 

なんだかライブって切ないなあ。そう思った月曜日の朝でした。