紫色のつぶやき

一人でも、金をかけずとも、人生は楽しい

全員が楽しめる家族旅行は難しい

家族旅行の形にはいろいろあるだろう。

普段は顔を合わせることもことも少ない家族でも、年に1度の旅行ぐらいは行きたいと考えている家族が大半ではないだろうか。

 

小さい子供、高齢の親、全員の都合を合わせて家族旅行を実現するには大変な労力と金がいる。実際に家族旅行ができている家庭は本当に少ないのではないか。

 

さて思い出の家族旅行である。もう10年以上前になる。当時の家族は

 両親が30代後半

 私が中学生

 弟は小学生

 妹はまだ幼稚園生

 

中学生の私は反抗期真っ盛り、旅行なんて行きたくないと駄々をこねたが毎年の恒例行事だからと仕方なく旅行に行ったのを覚えている。

 

場所は長崎、原爆資料館ハウステンボスであった。

ハウステンボスは子供が楽しむために選んでくれたのだろうが原爆資料館は子供にとってはまだ理解しがたく退屈な場所であった。

 

私は当時、戦争の歴史なんかよりもナルトとワンピースにハマっていた。もちろん下の弟と妹も資料館には興味がないし理解もできない。妹にいたってはただはしゃぎ回るだけである。

今になって思えば興味がない私が妹の面倒を見るという長男らしい一面を見せられれば親も資料館をゆっくり見ることができたのだが無理だ。なにせ反抗期真っ盛りの中学生なのだから。

 

子どもの世話に忙しい母親を横目に父親だけが満足した面持ちであった。

 

昔から旅行の計画は父親が全て立てていた。

母親は観光地をあまり知らず日々家事に忙しかったため父親に任せていたのである。

子供全員が気に入る場所、中学生・小学生・幼稚園生が楽しめる場所など存在しない。存在していたらぜひ教えてほしい。

 

今、自分が友人などと旅行に行くにあたって旅行を計画する側に回り、全員の趣味嗜好や都合を合わせて旅行に行くことがどれほど大変なことなのか身に染みて分かるようになってきた。

 

家族旅行はなんだかんだ毎年続いている。私も含めすべての子供たちに反抗期、受験、部活、就活、就職など。また親たちにも介護の問題などが降りかかる中、毎年旅行が実現するのは素晴らしいと思う。

 

今後は子どもである我々が親に旅行でもプレゼントしてあげなくてはいけないなと思いつつ、毎年父親が立てた計画に異議を唱えることなく従い、自分たちはただ行くだけなのは今年も変わっていない。