紫色のつぶやき

どうせそんな悩みは1年後にはどうでもよくなってる

電話が鳴った時、3コール以内に誰が出るのかという駆け引きが行われる

かつてやっていた寿司屋のバイトや大学院時代の研究室、今では会社。電話はけっこうかかって来る。今の会社と大学の研究室にいたころの電話の駆け引き環境が似ていて面白かったので記録に残すことにする。

電話に出たくない人たち

電話に慣れ親しんでいない人は積極的に電話に出たいという人は少ないだろう。

そこには

「電話は俺の仕事じゃない! (It's none of my bussiness !)」というかっこいい理由から、「忙しい」「うまくしゃべれるか不安」「偉い人からかかってきたらどうしよう」というネガティブな理由まで様々ある。

 

閑散としているオフィスにかかってくる一本の電話。研究室でも会社でも後輩が一人だったら問題なくその後輩が出る。

 

問題は同期が数人いた時だ。

電話は数人に一人くらいの間隔で置いてあり、誰もが手の届く位置に電話が置いてある。

 

1コール目、プルルルル、、、

まずは今のフロアの状態を察する。電話に出る可能性のあるものをピックアップしお互いに意識し合う。

 

2コール目、プルルルル、、、

作業の手を止める。あくまで電話に出る意欲があることを示すためだ。メモ・ペンの用意をする。それを同期全員が実施する。

 

3コール目、プ

3コール目の「プ」の時点で全員が受話器を取る。そして「はい~(部署名)です」と言う。あくまで全員が電話に出る意欲がある設定だ。一瞬でも早かった人が相手と話をする。残された2人は「惜しかったなあ、俺も電話に出るつもりだったのに」と心の中でつぶやく。

 

ちなみに3コール目が鳴り終わってしまうと先輩が軽く舌打ちをしながら電話に出て後で小言を言われてしまう。

 

残念ながらこの技術は新入社員にまったく役に立たない。しかし日々単調な仕事をする中で電話が鳴った時、一種のゲームとして同期と遊んでみるのも面白いのかもしれない。