紫色のつぶやき

どうせそんな悩みは1年後にはどうでもよくなってる

映画「杉原千畝」、ユダヤ人を救った英雄

昨日見た映画は「杉原千畝」(すぎはらちうね)、実在した外交官の名前です。ナチス・ドイツに追われ行く先がないユダヤ人のために日本を通過するためのビザを発行し続けた人物のドキュメンタリー映画

大日本帝国の意向に逆らってビザを発行

杉原千畝が多くのユダヤ人の命を救ったものは彼の名前が入った紙切れ、ビザです。ユダヤ人の亡命を手助けするために日本を通過するためのビザを大量に発行したのです。

このビザは後々「命のビザ」と呼ばれ、杉原千畝が「東洋のシンドラー」と呼ばれる所以です。

 

ポイントは杉原千畝が本国、つまり大日本帝国がビザの発行を許可していないにも関わらず杉原千畝が独断でビザを発行したことです。当時リトアニア領事館で勤務していた杉原千畝、もちろん最初は本国にお伺いを立てました。しかしビザの発行条件は厳しく条件を満たす人はそう多くはいませんでした。

 

ユダヤ人を救った英雄

多くのユダヤ人を救った英雄、この行いが当時どれだけ勇気のいる決断だったかは計り知れません。今でこそ称賛されていますが戦後はビザ発行の責任を取り外務省を辞職しているようです。

杉原千畝 - Wikipedia

上司や組織には逆らってはいけない。それは今も昔も変わらない日本の悲しい現実なのかもしれません。しかし、本国の意向ではなく自分の意志で人の命を救う。他国との戦争が激化する中、同じ人間として罪のない命を救おうとした杉原千畝の行動はやはり英雄そのもの。この生き方を見習いたいものです。