昨日見た映画は「ダ・ヴィンチ・コード」、ルーヴル美術館の館長ソニエール殺人の容疑者にされてしまったロバート・ラングドン教授が暗号解読官ソフィー・ヌヴーと共に事件の真相、並びにイエス・キリストをめぐる壮大な謎を解いていく物語。
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背景知識がないと理解は難しい
ぶちゃっけ話の内容を理解するのはほとんど不可能だった。起きている事件、明らかになる謎、最後の結末、一つ一つの出来事は理解できる。しかし物語はつながらない、なぜイエスキリストをめぐる謎がそこまで壮大なのか。キリスト教と縁がない私には全く理解できなかった。
「レオナルド・ダ・ヴィンチ」って聞いたことあるけど「モナ・リザ」を書いたくらいしか知らないという人のために映画鑑賞前に必要だと思う前提知識、背景知識をまとめたいと思います。
殺されたソニエールはルーブル美術館の館長という設定。
美術館はフランスのパリに実在し、世界最大の来館者数を誇る。
映画の中でソニエールは上図のウィトルウィウス的人体図のポーズで倒れていた。
古代ローマ時代の建築家ウィトルウィウスは自著「建築論」の中で人体の構造やその比率について記述した。その記述をもとに芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチが紙にペンとインクで書いたスケッチが上図のウィトルウィウス的人体図である。
映画の中では謎解きの一部に使われる。
レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた世界で最も有名な女性の肖像画。先ほど紹介したルーブル美術館に展示されている。
普段は加工されたパロディ画像のほうをよく見ますがそれも誰もが知っているモナ・リザだからこその使われ方なのでしょう。
映画の中では十字軍がエルサレムを征服したことが言及されています。
最近トランプ大統領がイスラエルの首都と認定して話題のエルサレム。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地であるとされている。
- 最後の晩餐
この映画最後の謎「イエス・キリスト」は神なのか人間なのかを考察する際に使用される壁画。
これもレオナルド・ダ・ヴィンチが書いたものでイタリア、ミラノの修道院に存在する。本物を見たことある人は少ないと思いますが誰もが一度は見たことがあるでしょう。
その名の通りイエス・キリストが処刑される前日に弟子とともに夕食を取る姿が描かれている。
映画「ダ・ヴィンチ・コード」は実際に存在した人物や絵画を使用して謎を解くフィクションである。陰謀論などが好きな私は後から背景知識を調べることで二度楽しめた気がする。
自分の宗教に関する教養のなさを思い知らされたがいい勉強になりました。